星空を映し込んだ長崎の夜景
アメリカのニューヨーク・タイムズが「2026年行くべき世界の52カ所」を発表し、日本から長崎と沖縄が選ばれました。投稿者は鎌倉に住む著述家・写真家の米国人クレイグ・モッド(Craig Mod)氏です。本誌過去号でも紹介させて頂きましたが、モッド氏は2023年に盛岡市を紹介して以来、これ迄山口市、富山市を採り上げ今回は長崎市に辿り着きました。彼は独特の視点で長崎の文化、歴史、生活を紹介しております。
路地裏にあるジャズバー、カステラ創業の店舗、樹齢800年の大徳寺のクスノキ、更に、何世紀にもわたって学問と交易で日本と西洋を結び付けて来た唯一の拠点「出島」や日本初の西洋料理店も紹介しております。1945年8月9日原爆により7万人の尊い命が一瞬に奪われた祈りの聖地原爆犠牲者慰霊の平和祈念象を訪れた見聞も書き記しております。長崎は名所・旧跡だけでなく車で一時間も走れば雲仙温泉にも足を伸ばせます。
モッド氏は長崎発祥の異国情緒溢れる代表的な食べ物4つも紹介しております。モッド氏は丹念な取材をしていろいろな視点から長崎の魅力を余すところなく発信しております。

長崎ちゃんぽん|野菜と海鮮がたっぷり

皿うどん|極上のタレがパリパリ麺に絡む

カステラ 400年前|ポルトガルより伝来

角煮まんじゅう|中国山東料理が起源
然し乍ら、彼の一番の推しは紛れもなく「夜景」です。彼が綴った長崎夜景の文言は「天空の星空を鏡の如く大地に映し込んだ夜景」(左写真下に英語原文)です。長崎の夜景は「鶴の港」と称される長崎港から丘陵部が急激に立ち上がっているので立体感のあるダイナミックな夜景が観賞出来ます。細かい努力もされており星座の様に見せる為、世界初の夜景灯を沢山用いているとの事です。この夜景は下からも仰ぎ見ることが出来ますが、お勧めは333mの稲佐山に登り、360度のパノラマビューが確保された中で観賞する事だと言われています。日本の三大夜景は「函館」「神戸」「長崎」ですが、2021年に制定された世界新3大夜景にも長崎は「モナコ」「上海」と並び選定されています。

Nagasaki at night looks like the stars above mirrored on the earth below
暮らしに役立つ最新のテック商品
暮らしに役立つ最新のテクノロジーを使った製品2点をご紹介致します。いずれも日本のベンチャー企業が開発したもので、既に商業化され購入も可能です。
ロボット歯ブラシ|g.en
名前から連想される如く、人が手を動かさなくても口の中にブラシ部分を入れておけば1分程度で歯垢を残さずムラのない歯磨きをしてくれる全自動歯ブラシです。歯磨きをする上で理想的な角度に設定された複数のブラシが小型電動モーターで駆動し、歯列に沿って自動で上下左右に運動。ブラシは歯の頬側と舌側の両面に同時に当たるよう設計されており、あらゆる角度から歯を同時に磨きます。一般的な電動歯ブラシとの大きな違いは「電動歯ブラシは人が手を動かして適切にブラシを歯にあてる事が必要で或る程度のスキルが必要。然しロボット歯ブラシg.enは複数のブラシが歯をなぞるように移動、回転しながら歯垢を除去する仕組みを採用しているのでスキルや細かいケアは不要です。ロボットに任せれば人はスマホやTVを見ながらでも勝手に均質に磨いてくれます。この均質にあてる技術は10年間の研究開発の上、成就した技術で既に2つの特許を取得します。開発を主導したのは早稲田大学ロボット研究室からスタートして株式会社Genicsを起業した栄田源社長です。
オートフォーカス機能付き眼鏡
オートフォーカスと言うとカメラの自動焦点レンズを思い浮かべますが、眼鏡にオートフォーカス機能が付いたら便利だと誰もが思うでしょう。株式会社ViXion(ヴィクシオン)が開発し販売しているViXion01がその願いを可能にしています。眼鏡の中央部に取り付けた距離センサーが対象物との距離を瞬時に計測し、それに合わせてレンズの膨らみを変えることで、ピントを自動調整します。遠くが見えにくい、逆に近くが見えにくい、またはそれらを組み合わせた見え方や、時間帯によって見え方が異なる方に、その都度、適した見え方を提供します。基本的には補助用としての使用を想定していますが、模型を組み立てたり、小さな文字を読み続けたり、細かい作業を継続的に行う方には特にお勧めしたいです。どの様な見え方をするかを説明した写真が左の2つです。被験者は公園のベンチに座って先ず遠くを見ます。正面の木がはっきり見えます。次に目を落として手元の本の文字を見ます。写真なので文字をはっきりと示す事が出来ませんが、実際は綺麗に見えております。この眼鏡は同社の開発責任者内海俊晴さんが視覚障がい者のお役に立ちたいと開発を進めたモノです。内海さんは長らく半導体の電子回路の設計に携わって来られた方で眼鏡のレンズ開発は全くの素人だったそうです。その後、レンズの大手企業HOYA株式会社との協業になり同社は現在HOYAの関連会社となっております。
勝間家電(続き)
前号に引き続いて勝間和代さんの新刊本「勝間家電」の続編をお届けします。買って読んだという方もおられて好評を得ています。
【靴】靴の素材に関しては、おしゃれな目的なら皮でも良いのですが、革靴は耐久性は高いものの、足にフィットさせるにはかなり調整が必要になります。その為、私(勝間氏)はポリエステルや合皮という化学繊維を躊躇なく採用しています。靴裏の厚さも厚すぎず、薄すぎずが推奨です。厚すぎると足裏の感覚が鈍り、薄すぎると地面の様々な障害を吸収しきれず疲れるからです。靴はどんなに吟味して選んでも半日から一日は履いてみないと分からないので、5足買って自分に合う靴が1足あれば合格だと思う程度にしています。従い、私は余り高い靴は買いません。高いと処分するのが惜しくなり、合わなくても吐き続けて足を痛めてしまうからです。1万円未満であれば合わなくても潔く処分しようと自分に言い聞かせています。私のお勧めはBOAというダイヤルで靴紐を緩めたり、閉めたりする事が出来る靴です。

※画像はイメージです
【パソコン選び】日常生活で快適に使えるパソコン(=PC)はスマホ以上に重要であり、PCが使える環境ならば私はほとんどスマホを使いません。私も色々な機種を購入し使って来ましたが私が推奨するのはBTO (Build to Orderネットで注文を受けてから生産する)の PCです。受注生産なので在庫を持つ必要がない為、家電量販店に並ぶ大手メーカーの同仕様品と比べると2割安く購入出来ます。BTOメーカーの中でも私のお勧めはマウスコンピューターです。同社は24時間365日の電話サポート体制を採り、電話も繋がり易くトラブル時に迅速に対応してくれます。同社のノートPC は1kg前後と重いので机の上に置きっぱなしのデスクトップには良いが持ち歩きには不便です。私は外で仕事をする事が多いのでノートPC は富士通製の世界最軽量PCを使っています。このPCは軽量な半面、バッテリー駆動時間が私の体験では3時間程度と短いので電源が確保できるカフェ等で使っています。PCを持って徒歩や自転車で移動する場合僅か360gでもその差は大きいです。

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【炊飯器と無洗米】忙しい仕事から帰って来た時炊き立てのご飯があると幸せです。私のお勧め炊飯器は一択で象印です。何故象印にしたかと言うと、理由は簡単で、過去7機種を買って試したところ、象印が圧倒的に美味しかったからです。象印の炊飯器は他社と比べて安くはないので手を出しにくい面もありますが、我が家では炊飯ジャーはとてつもなく使用頻度が高いので、象印を選んでいます。象印の炊飯ジャーは2万円以上のものであればどれをとってもお勧め出来ます。ご飯については無洗米もお勧めしておきます。朝通勤前の忙しい時にお米をといで水を張りタイマーをセットして予約炊飯する方もいらっしゃいますが私のお勧めはタイマーを使っての予約炊飯より帰宅後無洗米で急速炊飯することです。どんなに美味しいご飯でも炊き立ての美味しさには適いません。保温すると経過時間に比例してまずくなっていきます。家に帰ってから普通に炊飯の準備をすると一時間待たなければいけませんが無洗米と急速炊飯を組み合わせればその半分以下の時間で完了です。無洗米はまずいと思い込んでいる人が多いですが全く遜色ないと思います。

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日本人は何故回転系が得意なの?
冬季五輪は2月22日に幕を閉じ、日本人選手が獲得したメダル数は過去最高の24個となり応援にも熱が入りました。1972年の札幌五輪のメダル獲得数は3個。1998年の長野五輪は10個でしたので近年のメダル獲得数の伸びは嬉しい限りです。メダルの獲得は選手個々の才能や努力によってなされるものですが、右上表でも見て取れる様にメダルを獲得した競技種目がフィギュアスケートやスノーボード、スケートボードなどの回転系の種目に集中しています。あくまで平均を捉えた一般論として、日本人は何故回転系のスポーツが得意なのかその理由を考えてみました。
【①身体的特徴】
(1) 日本人は欧米人と比較して一般的には脚が短いので、身体の重心位置が低いです。低い重心位置は着地や回転時のバランス維持において非常に有利に働き、安定性を高めます。小柄で手足も短い傾向にある為、回転の半径を小さく保つ事が出来、大型の選手より高速で回転する事が可能です。これは物理的アドバンテージです。
(2) 日本人はパワーや筋肉量(馬力)では欧米の選手に劣る事がありますが瞬発的な方向転換や、空中で自分の姿勢を知覚し微調整できる様な「敏捷性」や「神経系の反応速度」に優れている傾向があります。一方、高さや滞空時間を稼ぐにはパワーが必要であり小柄が常に有利という訳ではありません。
(3) 日本人は三半規管(前庭前野)の耐性があり、回転を重ねても目が回らず自分の空中姿勢を認識できる人が比較的多い様です。
【② 職人気質】
(1) 技の完成度をミリ単位で突き詰める姿勢が、ハーフパイプの縦・横回転を組み合わせた高難度の回転技(ダブルコーク1620)の習得に繋がっています。
(2) 地道な反復練習を厭わず、何事にもコツコツ取り組む国民性が1mm、0・1秒単位までの微細な調整を可能にして、高い技術力を支える基盤となっています。
【③環境の進化:施設と指導の充実】
かつては「遊び」とされていた競技が、近年は「スポーツ」として体系化され、練習環境が劇的に改善しました。
(1) スケートボードやスノーボードの「クエスト」と呼ばれるエアマット着地の練習施設が日本各地に誕生し、一年中安全に高難度の回転練習ができる様になりました。
フォーム修正の為の映像分析やコーチ陣の体制も整っています。幼少期から回転動作を経験する事で落下・転倒の恐怖心を段階的に減らす事が出来ます。
(2) 憧れの日本人選手が世界で活躍する事で、次世代の選手が「自分たちにもできる」という確信を持ってトレーニングに励む好循環が生まれています。成功体験の連鎖が次世代の活躍を産む好循環になっています。
【番外編】
Q: オリンピックの競技生活を終えた選手たちは引退後にプロとして大金を稼げるのでしょうか?
A: 種目と人により大きな差があります。フィギュアスケートはアイスショー、スノーボードにはXGamesなど賞金大会が多いです。両方共ファッション性がありスポンサーが付き易いからです。然し年収数千万円以上は僅かでメダリストでも1割もいないでしょう。
海外旅行準備の新注意点
「コロナがあったので暫く海外旅行には行っていない。そろそろ行ってみたい」と考えている読者の皆様に向けて「コロナ前と変わった海外旅行の準備の新注意点」についてお届けします。知っておかれると有益だと思われます。
①電子渡航認証…空港での入国審査の効率化やテロ対策を目的に米国では2009年に電子渡航認証システム(通称ESTA)が正式に導入されました。コロナ後、導入国が増え昨年末には英、独、仏、韓国、タイ、オーストラリア等世界約30ヶ国で導入されています。ESTAは入国審査をスムーズのする為の認証でビザとは違います。ESTAを取らずに搭乗は出来ません。もう一つご注意がございます。ESTAはご自分のパソコンから簡単に取得出来ますが、申請サイトを検索すると民間の申請代行会社の名前が複数出て来ます。代行会社経由でも取得出来ますが手数料が上乗せになるので、当該国が開いている公式申請サイトに入って手続きされる事をお勧めします。一方、日本は現在JESTAを準備中ですが、遅れており導入は2028年頃になりそうです。
②バッテリー規制…モバイルバッテリーの発火事故が世界各所で起こっています。Mバッテリーは預け入れの荷物には入れず、機内持ち込みにして下さい。航空会社によっては機内棚に入れず乗客が手元で保持する様に指導しているケースもあります。IATA国際基準では容量100Wh以下なら制限なしでOKです。参考までにスマホは約10~20Wh モバイルバッテリーは約37Wh ノートPCは50~90Whです。
③航空券の搭乗者名…航空券上にローマ字表記された搭乗者名がパスポート表記と完全に一致していないとセキュリティーを理由に搭乗を拒否されます。先ずはe-Ticketを受け取った段階で必ず名前を確認して下さい。最近はメルカリや転売・譲渡サイトを通じて航空券を入手される方もおり、搭乗時に発覚して搭乗を拒絶されたという例もあります。また、復路のチケットも提示できるようにしておいて下さい。
④機内盗難…航空会社の信用問題にも関わって来るので、積極的な注意喚起はありませんが、最近機内持ち込みバッグの盗難が増えているそうです。国際便の場合は特に夜間照明を消して長時間眠りに入る乗客が多い為、予め目を付けておいた乗客の荷物から巧みに金目の物を盗み出す輩がいるそうです。防御策はご自分の座席の真上の収納庫にご自分の荷物を入れる事です。一番まずいのはご自分の目が届かないご自分より後ろの列の座席に収納する事です。犯人は貴方が機内に入って来た時から目を付けています。
⑤高齢者優先レーン…厳しくなる規制だけではありません。例えばタイでは70歳以上の高齢者が入出国する際には高齢者優先レーンがあります。タイの入出国管理は通常ですと40~60分かかりうんざりするのですが高齢者レーンを使えばほとんど待つことなく抜けられます。高齢者の同行者も利用出来ます。この様な高齢者優先レーンはシンガポール、ベトナム、韓国、香港、米国(空港による)、EU主要国等にあります。いずれも目立った告知はしておりませんので事前に確認しておかれた方が宜しいです。日本ではJAL、ANAが優先搭乗を含む65歳以上を対象にシニアサービスを提供しています。電話又はウェブでの事前予約が必要です。
贈与関連クイズ 4問

暦年課税につきましては生前贈与により取得した財産が相続財産に加算される期間を、従来は相続前3年以内だったものが7年以内に延長されました。納税者にとっては嬉しくない改正です。特に贈与者が80歳を超えていると、ご自分の平均余命を考え暦年贈与を手控える様になります。一方で相続時精算課税制度を選択された受贈者には年110万円の基礎控除が創設されました。概略は以上の通りですが、通常の説明をしただけでは余り刺さらないので、読者の皆様にも一緒に考えて頂きたくクイズ形式で進めさせて頂きます。

A1 祖父と父からは2500万円ずつ合わせて5000万円を相続時精算課税制度を使って無税で生前贈与を受けることが出来る。その後祖父、父の相続発生時には他の相続財産に加算して相続税を払う必要がある。母親は60才を超えた後に相続時精算課税制度の適用が可能になる。尚、父からは相続時精算課税制度を使い、母からは毎年110万円まで無税となる暦年贈与を選択する事も可能。

A2 間違っている。受贈者一人に付き年間110万円までが基礎控除の対象となる。
Q3 孫が大学の医学部に合格した。生計を一にしていない別居の祖父が、その入学金1千万円を直接大学に振込んだが、贈与税の対象になるでしょうか?
A3 1千万円は大金ですが贈与税はかかりません。祖父は一次的な扶養義務者ではありませんが、「法定扶養義務者」に含まれます。(民法877条)同居or別居に関わらず生活費や教育費を祖父が一次的扶養者に代わって払う事は問題ありません。直接大学に振込む形も良いです。信託銀行の教育資金贈与信託を利用する必要はありません。

A4 専業主婦は収入がありません。従い、この1千万円は亡くなったご主人の相続財産と見做され、相続税の対象になります。専業主婦のヘソクリはご主人の財産というのが相続税法の考えです。この主婦が働いていればご自分の収入と主張し対抗出来ます。生前ご主人に話して都度贈与の贈与契約書を作っておけば心強いです。
輝け! 黄金の70代
シニアライフ総研が全国の40~80歳代の男女2000名に「余暇・趣味」について調査を行いました。結果は左表にお示しした通りですが、データから読み取れるシニアの生活実態をまとめてみました。

① 最も多い趣味は「散歩・ウォーキング」で各年代とも満遍なく高い得票率を得ております(全体平均42・5%)。特徴的なのは60代から70代になると男女ともに10ポイントも上がって50%以上と高率です。恐らく70歳で完全退職して、時間の余裕が出来た事や健康志向の高まりで跳ね上がっていると思われます。
② 2位は「国内旅行」が占めています。国内旅行も70代が得票率46.0%と一番高いです。ところが70代から80代になると約10ポイントも低下して37.4%になってしまいます。ご参考までに海外旅行も70代が14.0%でトップですが、80代になると7.8%に急落してしまいます。体が動くうちに行きたい所に行っておくべきという教訓を学びます。
③ 3位は「パソコン」です。パソコンは全年代を通じて意外にも80代の得票率が51.7%とトップになっています。更に男女格差が激しく80代の男性は67.1%ですが、80代の女性は35.2%と格差があります。
④ 70代になって急上昇した趣味に「ガーデニング・家庭菜園」があります。60代で21.5%だったものが70代になると39.1%に急上昇しています。特に女性の変化が激しく60代で30.7%だったものが70代で47.4%に跳ね上がっており、更に80代女性でも46.5%とほぼ同じ得票率を維持しています。
今後の勉強会の開催予定
場所:(株)マルヨシ本社ビル2階研修室(上2つ)



お電話 048-940-0880 又は seminar@0021.to にメールでお申込み願います。
※入場無料/要予約
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